鯖を読む の由来とは?
「鯖を読む」の由来
「鯖を読む」という言葉を知っている人は多いでしょう。
実際に、つい鯖を読んでしまった、という人も多いのではないでしょうか。
そんな「鯖を読む」という言葉ですが、どうして「鯖を読む」と言うのでしょうか。
今回は、その由来について調べてみたいと思います。
読み:さばをよむ
なんだ、「サバを読む」かぁ~。漢字が読めなかったから分からなかったよ。
魚の名前の漢字は難しいんな。
後ろに「読む」が付いていたから分かりますけれど、「鯖」単体ですと少し悩みますね。
「鯖を読む」の意味
「鯖を読む」とは
実際より多く言ったり少なく言ったりして数をごまかす。
という意味で使われている言葉です。
名詞化して、「鯖読み(さばよみ)」というふうにも使われています。
実際の数値より大きく言うことを「鯖読み」といい、実際の数値より小さく言うことを、逆鯖(ぎゃくさば)と言います。
ですが、体重や年齢など数値が小さいほうが都合が良い場合は、小さく言うことを「鯖読み」、大きく言うことを「逆鯖」と言います。
え、体重や年齢をわざわざ大きく言う逆サバなんて使う人いるの?
本来よりわざと少し大きい数字を言って、「え~見えない~!」って言われたいようですよ。
体重をわざと大きく言う人の気が知れんのな…!
もともと体重が軽い人にしか出来ない技ですね。
ぐぬぬ。
「鯖を読む」の由来
「鯖を読む」の由来は諸説あるようですので、なかでも有力な説をご紹介します。
数え間違いから
昔は今のような冷凍技術もなく、サバは特に傷みやすいため、水揚げしたサバを出荷する時は急いで数えていたそうです。
すると、当然ですが、数えた数と実際の数が合わないことがよくあったそうです。
このことからいい加減に数えることを「鯖を読む」というようになり、数や年齢などをごまかす際に使うようになっていったそうです。
サバは体のなかの消化酵素をたくさん持っているようですよ。ですからサバは死んでしまうと、この消化酵素が自分の身を分解してしまうため、他の魚よりも傷みやすいらしいです。
へー。そういえば、なんで「読む」なのかな?
「読む」には「数を数える」という意味もあるようですよ。「秒読み」とか。
読み方から
魚市で早口で小魚を数えることを「いさばよみ」といいます。
そのことから、頭文字の「い」が抜けて使われるようになったという説です。
「いさば」ってなに?
「いさば」とは、小売とかではなく、卸売の取引を行う魚市場を指しているようですよ。
由来で、数の多いことを意味する「さは」から転じたっていう説もちょっと有力らしいんよ。
「鯖」の由来
そもそも「鯖」の由来とは何なのか、調べてみましょう。
「鯖」は身体に斑紋のある魚「斑葉(いさば)」から転訛したとされる説があります。
また、小さい歯が多いことから「小(さ)歯(ば)」に由来するという説もあります。
漢字表記は「青い魚」に由来しているそうです。
因みに「鯖」の右側の「靑」は「青」の旧字体です
なるほど、「青い魚」に由来しているって言われたら覚えやすいんな!
え~、サバの見た目とか知らないし、「青い魚」ってことも忘れてたら漢字も思い出せないよ~。
なんか、ごめんな。
まとめ
「鯖を読む」とは「実際より多く言ったり少なく言ったりして数をごまかす。」という意味で使われている言葉である。
サバは特に傷みやすいため、水揚げしたサバを出荷する時は急いで数えていたのでよく数え間違いしていたからという説と、魚市で早口で小魚を数えることを「いさばよみ」といい、それが省略されたという説など、由来には諸説ある。
サバって読んだことある?私ないかも~。
まぁ、少しくらいならありますよ。
うむ、サバは読んでなんぼよ。
ん?どういうこと?
結構サバ読んでますね?
はて?