堂々巡り とは?
「堂々巡り」の意味
「堂々巡り」とはどういう意味かご存じでしょうか?
読み:どうどうめぐり
あぁ!興奮した人を落ち着かせるために言うやつだね!ど~ど~。
興奮した人にじゃなくて馬や牛に言う言葉なんよ。
バカにする時には人にも使いますけどね。
そうなの?今まで色んな人に言っちゃってたよ~!
あーたむが意味をちゃんと理解して使っているなんて誰も思ってないから大丈夫ですよ。
「堂々巡り」の意味
「堂々巡り」とは
①祈願のために、仏堂などのまわりをぐるぐるまわること。
②同じようなことが何度も繰り返され、進行しないこと。
③ 国会で投票によって議決するとき、議員が演壇上の投票箱に順次投票することの俗称。
という意味で使われている言葉です。
②の意味でよく使われており、同じ行動や会話、思考などが何度も繰り返されてぐるぐる巡り、先には進まない状態として使われています。
いつまでも解決しなかったり結論が出ないことを指しますので、疲れたり、うんざりしたりと、あまり良くないニュアンスの言葉と言えます。
同じことの繰り返しって本当に疲れますよね。
自分の中でぐるぐるするのも疲れるけど、話し合い中に意見が食い違ったときに、どちらも引かなかったら大変なんな。
うんうん、みーたむは寿司食べたくて、私が焼肉が食べたいときにはケンカになりそうだよ。
うむ、食べ物に関することは引けないからな!
私を変な例に使うのやめてくれませんか?食べ物のことで争わないですよ。
寿司も焼肉も食べられるお店に行けば解決なんよ。
「堂々巡り」の由来
「堂々巡り」の「堂」はお堂を指しています。
お堂ってなに?
神仏を祭ったり、人が多く集まったりする大きな建物のことですよ。
「堂々巡り」は、もともと仏教寺院で祈願のために、本堂の周りを何度も回る儀式を指した言葉でした。
そこから、同じ場所を何回もグルグル回る行動にたとえて、話が進まないというような意味で使われるようにもなりました。
そんな儀式があったなんて知らんかったんな。知らない人が見かけたら同じ場所をぐるぐる回ってるなんて不審者にも見えるんな。
うんうん、ちょっと怖いよね。
お百度参りはその一種のようですね。
類語
「堂々巡り」の類語の中からいくつかご紹介します。
「膠着」(こうちゃく)
①粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと。
②ある状態が固定して、ほとんど動きがなくなること。
「停滞」(ていたい)
1か所にとどまって動かないこと。物事が順調に進まないこと。
「躊躇」(ちゅうちょ)
あれこれ迷って決心できないこと。ためらうこと。
使い方
それでは使い方を見てみましょう。
うーん、悩むなぁ~。
どしたの?
このフィギュアが欲しくてさぁ~。けど高いから、買おうかどうしようかずっと堂々巡り中なんだよ。
どうしても欲しいものなら買わないときっと後悔するんな。
そうだよね!じゃあ買おうかな!
どこにそんなお金があるんですか?先月どうしてもって来月のお小遣いまで前借りしてましたよね?
あ・・・。
まとめ
「堂々巡り」とは「①祈願のために、仏堂などのまわりをぐるぐるまわること」「②同じようなことが何度も繰り返され、進行しないこと」「③国会で投票によって議決するとき、議員が演壇上の投票箱に順次投票することの俗称」という意味で使われている言葉である。
②の意味で使われることが多く、あまり良くないニュアンスで使われている。
仏教寺院で祈願のために、本堂の周りを何度も回る儀式を指した言葉に由来している。
わたしのフィギュアが…。
残念なんな。金がないなら話にならんのな。
要らないもの買わなくて済んで良かったじゃないですか。
私にとっては要るものだもん!