駄々をこねる の由来は?
「駄々をこねる」の由来
「駄々をこねる」とはどういう意味かご存じでしょうか?
おもちゃ売り場や、スーパーのお菓子コーナーで駄々をこねる子供を見たことがある人は多いと思います。
自分の子供や孫が駄々をこねていたり、もしくは、自分が子供のころによく駄々をこねていた、という人もいるでしょう。
そんな「駄々をこねる」という言葉の由来について、今日は調べていきたいと思います。
子供のころに駄々こねたことなんかないんよ。
嘘だ~!覚えてないだけで駄々こねてたはずだよ~!
少なくともお店で騒いだことは一度もなかったって言われてるんよ。
くっ…まぁ、私たち二人が多数派だよね、みーたむ。
え?私も駄々をこねたことないですけれど。覚えてないんですか?
え…?
「駄々をこねる」の意味
「駄々をこねる」とは
子供などが甘えて無理やわがままを言う。
という意味で使われている言葉です。
「こねる」も漢字で表すなら「駄々を捏ねる」と書きます。
すねたり、泣いたり、床に寝転んでジタバタして、親を困らせる行為ですが、言葉で自分の気持ちを正確に伝えることができないため、駄々をこねてしまうそうです。
たいていの場合は子供に対して使いますが、まれに大人に対しても使うことがあります。
自分の思い通りにいかずにヒステリーを起こすような人にも、周囲の人があきれてしまったときにそう表現することもあります。
大人が駄々をこねてる姿って怖いんな…。
子供だから許されるんだよね。それに泣いてたらちょっと可愛いし。
本気で言ってます?
泣いて床に寝転んでジタバタしている子供見ても可愛いなんて全く思えませんけど。
それな。買って買ってって泣き叫んでる知らない子見ても可愛いなんて思えないんな。
めちゃくちゃ可愛い見た目の子なら別だけど。
二人の方が怖いよぉ~!
「駄々をこねる」の由来
「駄々をこねる」の「駄々」は当て字で、悔しさや怒りで激しく地面を踏む「地団駄(じだんだ)」が変化した語だと言われています。
【地団駄】(じだんだ)
足で地を何回も踏みつけること。
この「じだんだ」が省略されて「だだ」になったという説が有力です。
その他には「いやだ、いやだ」を省略した言葉だという説もあります。
また、「捏ねる」は
①粉状の物に水などを加えて練る。また、ねばりけのある固まりなどを練って、ある形にする。また、そのような動作をする。
②筋の通らない理屈などを繰り返ししつこく言う。また、無理なことをあれこれ言って困らせる。
という意味があります。
今回は②の「無理なことをあれこれ言って困らせる」という意味合いがあります。
「こねる」って困らせるって意味もあったんだね~。
「屁理屈をこねる」って言葉も「こねる」ですね。
そういえば、なんで「足で地を何回も踏みつけること」を「地団駄」って言うんだろうね?
「地団駄」の由来とは
「地団駄」は「じたたら(地蹈鞴)」の音変化したものだと言われています。
「じたたら(地蹈鞴)」とは「たたら(蹈鞴)」と同じことです。
「たたら」といえば、もののけ姫でも出てきたので、知っている人も少なからずいることでしょう。
「蹈鞴(たたら)」とは
①足で踏んで空気を送る大形のふいご。鋳物師が用いる。
②①の装置をした砂鉄精錬炉。
という意味の言葉です。
つまり、風を送り込んで熱の温度を上げるために「鞴(ふいご)」と呼ばれる装置を踏んで鉄を作っていた「たたら製鉄」の「たたら」に由来しているのです。
足で地を何回も踏みつけている姿を見て、「たたらに似ている」って思った人も凄いですよね。
怒り狂ったような人を見て、冷静に「たたらに似ている」って思ったってことなんな、その場を想像したら面白いんよ。
悔しいから足で地を何回も踏みつけているんだろうに、さらにバカにされているようでちょっと可哀相だね…。
まとめ
「駄々をこねる」とは「子供などが甘えて無理やわがままを言う。」という意味で使われている言葉である。
「駄々をこねる」の「駄々」は当て字で、悔しさや怒りで激しく地面を踏む「地団駄(じだんだ)」が変化した語だと言われており、「じだんだ」が省略されて「だだ」になったという説が有力である。
たたらといえば島根県ですね。平成28年4月に「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」として日本遺産に認定されましたね。
島根県といえば出雲大社!縁結び~!
島根といえば白ウサギフィナンシェなん!うまー!って思ったけど、あれって島根でいいのかな?それとも鳥取のお菓子?
さぁ?