羽目を外す とは?
「羽目を外す」の意味
「羽目を外す」とはどういう意味かご存じでしょうか?
読み:はめをはずす
えぇ?なんだろう?
あーたむがよくすることですよ。
うーん、「人のお菓子をつまみ食いする」とか?
なぬ!?それは万死に値するんな。
「羽目を外す」の意味
「羽目を外す」とは
興に乗って度を過ごす。
という意味で使われている言葉です。
調子に乗って度を越してしまうこともそうですが、非日常を思い切り楽しむときや、無礼講のときにも「羽目を外す」と使うことがあります。
なるほど!「非日常を思い切り楽しむ」とか私っぽいね!
いえ、そうではなくて、「調子に乗って度を超してしまう」なんてあーたむっぽいでしょ?
ところで、「羽目」とはなんぞや?
「羽目」とは
① 建築で、板を平らに張ったもの。布羽目・太鼓羽目などがある。
②成り行きから生じた困った状況。(「破目」とも書く)
という意味の言葉です。
布羽目・太鼓羽目?なにそれ?
【布羽目】(ぬのはめ)
板を横に張った羽目。
【太鼓羽目】(たいこばめ)
両面を板張りにした羽目。
羽目の意味は分かりましたが、これが由来なんでしょうか?
「羽目を外す」の由来
「羽目を外す」の「羽目」とは、馬がくわえている「馬銜」(はみ)からきているという説が有力だそうです。
「馬銜」(はみ)とは
①轡 (くつわ) の、馬の口にくわえさせる部分。
②荒馬を制するために口にかませて頭部に縛りつけておく縄。
という意味で使われている言葉です。
要するに「馬銜」(はみ)とは、馬を操るための大切な馬具です。
手綱(たづな)を握って馬をコントロールしていますが、手綱は馬銜につながっていて、馬は口の中でその馬銜の動きを感じて指示に従います。
ですから、馬銜を外すと乗っている人は馬をコントロールできなくなり、馬が自由に走り回り、手が付けられなくなります。
このことから調子に乗って度を超すことを「羽目を外す」と言うようになりました。
ん?それじゃあ、「はめ」じゃなくて「はみ」じゃん?
もともとは「はみを外す」だったのかな?
「はみ」から「はめ」へと音変化していったそうですね。
「羽目」は当て字だろうと言われていますよ。
羽目板説
羽目(はめ)とは板を綺麗に並べて張ること、また綺麗に張ったもののことを指します。
その羽目を外してしまうのは余程のことですから、「度を超す」というような意味合いで使われるようになったとも言われています。
「馬銜」(はみ)の方が有力なようですが、こちらの説もあるようですね。
なるほどね~、綺麗に張ったものを外すって度を超してる感じするわ~。
芸術家の人が、完成した作品を壊すのに似てるんな。
まとめ
「羽目を外す」とは「興に乗って度を過ごす。調子に乗って度を超す。」という意味で使われている言葉である。
由来は諸説あるが、馬がくわえている「馬銜」(はみ)からきているという説が有力だと言われている。
馬銜を外すと馬をコントロールできなくなり、馬が自由に走り回り、手が付けられなくなることが由来だと言われている。
たまには羽目を外してパーッと遊びたいなぁ~。
いつも外しっぱなしじゃないですか。
そうじゃなくてさぁ、旅行したり、買い物したり、カラオケ行ったりしたくなるってことだよ~!そんな気持ちにならない?
もう外は30度超えだよ?暑すぎて外なんか行きたくないわ~溶ける。