油を売る とは?
「油を売る」の意味
「油を売る」とはどういう意味かご存知でしょうか?
読み:あぶらをうる
どういう意味って、その字の通りで、油を売ってるってことでしょ?植物油?ごま油?
…あー、そうですね。
あーたむさんや、石油王のことかもしれんよ?
石油王!?よく分からないけどワクワクする響きだね!
何のことか知らんのに、ワクワクできるの凄いんな。
「油を売る」の意味
「油を売る」とは
むだ話などをして仕事を怠ける。
という意味で使われている言葉です。
仕事の最中に人目を盗んで怠けたり、仕事中に関わらず、勉強中だったり、何かしなければならないことがあるのに、他のことをしているときにも使います。
また、長時間サボっているときにはあまり使わず、一時的にサボっているときに使われています。
あれ?サボってるって意味なのに、「油を売る」ってめちゃくちゃ働いてるじゃん!
そこに気が付きましたか。
誰でも気付くよ~!
「油を売る」の由来
「油を売る」という言葉の由来は、江戸時代の油売りにあります。
ここでいう「油」は「髪油」のことを指しています。
【髪油】(かみあぶら)
髪の形を整え色つやをよくするために頭髪につける油。鬢 (びん) 付け油・梳 (す) き油など。
主に女性が、艶出しや髪の保護のために髪に付けていた液状の油(水油)のことをいいます。
当時の行商人は、桶を担いで町を歩き回って髪油を売っていました。
そのとき、桶からひしゃくで量って、客の家にある器に移します。
ですが、その油が今とは違って粘着力が強く、垂れ終わるまでに時間がかかるため、間をもたせるために世間話をしていたようです。
ですがそれを見た人からは、「仕事をサボって長々と女の人と話をしている」と思われていたようです。
そのことから、仕事中に怠けたり、無駄話をすることを「油を売る」と言うようになりました。
なんか、かわいそうだね。
間をもたせるために世間話してただけなのに、サボってる扱いされたら腹立つんな。
まぁ、働いている時間は少なかったようですけれどね。
そうなの?
油売りの営業時間
江戸時代の油売りの人たちは、11時から16時くらいまでしか仕事をしていなかったと言われています。
え、短すぎん?なんで?
理由としては、夏の暑い時期は油が外の気温で膨張するからです。
油は朝や夜に売るよりも、膨張する昼間の暑い時間帯に売った方が、朝や夜に比べると少ない量でいっぱいになるので、油売りとしてはお得だからです。
せこいんな。
昼間より少なくなるならさぁ、買ったお客さんに怒られたりしないのかな?
買った時より少なくなっとるやんけー!ってさ。
さぁ?ですが、クレーマーはいつの時代にでもいそうですよね。
まとめ
「油を売る」とは「むだ話などをして仕事を怠ける。」という意味で使われている言葉である。
江戸時代の油売りが桶からひしゃくで量って、客の家にある器に油を移していたが、粘着力が強く、垂れ終わるまでに時間がかかるため、間をもたせるために世間話をしていた。
それを見た人は、「仕事をサボって長々と女の人と話をしている」と思い、そのことから、「仕事中に怠けたり、無駄話をすること」を「油を売る」と言うようになった。
そういえば、なんで「サボる」って言うんだろうね?
「サボタージュ」からですよ。
サボタージュ?そんなコーンポタージュみたいなのが由来なわけないじゃん!
騙されないよ~!
・・・。
コーンポタージュはうまいんな~。