「藪から棒」の意味
「藪から棒」ということわざがありますが、どういう意味かご存じでしょうか?
読み:やぶからぼう
藪からステッキ!
言うと思ってましたよ。
何でステッキ?ステッキってなんだっけ?
チャップリンがよく持ってるやつなん。
チャップリンって誰~?
「藪から棒」の意味
「藪から棒」とは
突然に物事を行うさま。だしぬけ。唐突。
という意味で使われていることわざです。
前触れもなく唐突に何かをしたり、関係のない話題を突然話し出したりするようなことを指します。
ふーん、突然と同じような意味だったら「突然」って言った方が文字数も少なくて早くていいのにね~。
それを言っちゃおしめぇよ。
なんで突然の寅さん!?
「藪から棒」な話し方を意識してみましたん。
「藪から棒」の由来
「藪から棒」とは「藪から棒を突き出す」を略したものです。
藪とは
草木や竹が生い茂っている所。
を指します。
当然、中が見え辛いので何がいるのか何があるのかも分かりません。
そんな草木などが生い茂った所から突然に棒が飛び出してきたら驚きます。
そのように、予想もつかないような意表をつく行動をすることのたとえとして使われています。
また、江戸時代の浄瑠璃『鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)』の中で「藪から棒と申さうか 寝耳に水と申さうか」と使われています。
【鑓の権三重帷子】(やりのごんざかさねかたびら)
浄瑠璃義太夫節(じょうるりぎだゆうぶし)。世話物。二巻。作者は近松門左衛門。
つまり、この浄瑠璃が由来ってことなの?
どうでしょうね。この浄瑠璃が由来だという説もありますが、「藪から棒を突き出す」が由来だという説もあるのでよく分かりません。
少なくとも江戸時代ですでに使われていたのは確かですが。
藪蛇
同じ「藪」を使ったことわざで「藪蛇」という言葉があります。
これは「藪をつついて蛇を出す」という言葉を省略したものです。
【藪蛇】(やぶへび)
よけいなことをして、かえって自分にとって悪い結果を招くこと。
同じ「藪」を使ったことわざですが、全く意味の違う言葉なので覚え違いのないようにしましょう。
同じ「藪」を使ったことわざが2個もあるなんて、覚え間違えてくださいって言っているようなものだよね~。
いや、意味も全く違うものなんですからそれくらい覚えましょうよ。
使い方
それでは使い方を見てみましょう。
私、東大に行こうかな~。
あーたむが東大!?
藪から棒にどうしたんですか?
いやぁ、「東大出身の美女ユーチューバー」で有名になれないかなぁって。楽して儲けたい!
あーたむが東大行けるほど勉強するなんて最大の苦行だと思いますよ。
そうなの?じゃあやめとく!
撤回早すぎるんな。
まとめ
「藪から棒」とは「突然に物事を行うさま。だしぬけ。唐突。」という意味のことわざである。
「藪から棒を突き出す」を略したもので、藪から突然に棒が飛び出してきたら驚くことから、予想もつかないような意表をつく行動をすることのたとえとして使われている。
「東大出身の美女ユーチューバー」への道は果てしなく遠いなぁ~。
ねぇ、みーたむさんや。東大もだけど、美女には触れんの?
私と双子なんですから美女なのは間違いないです。
お、おぅ…。