エイプリルフール
2021年4月1日

エイプリルフールの由来とは?

By 座敷あらし

「エイプリルフール」の由来

今年もエイプリルフールがやってきましたね。

名前も意味も知っているという方が多いでしょうが、由来についてはどうでしょうか?

今回は「エイプリルフール」の由来について調べていきたいと思います。

ハッピーエイプリルフール!!

え?

なんで盛り上がってないのー!?

エイプリルフールではあんまり盛り上がる気持ちにはならんのな。

「エイプリルフール」の意味

「エイプリルフール」とは

毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のこと。

という意味で使われている言葉です。

エイプリルフールは、日本語直訳で「四月馬鹿」、漢語的表現では「万愚節」、中国語では「愚人節」、フランス語では「プワソン・ダヴリル」(四月の魚)と呼ばれているそうです。

四月馬鹿ってすがすがしくて良いですよね。

そうかな?私はフランス語の「プワソン・ダヴリル」がいいなぁ!かっこいい!

うむ、四月の魚…いいね!

え、魚はどうでもいいかな~。

「エイプリルフール」の由来

「エイプリルフール」の由来は全く持って不明だそうです。

いつ、どこで始まったのか定かではありませんが、いくつかの有力とされる説がありますので、その中からいくつかご紹介します。

①フランス起源説「嘘の新年」

かつて、ヨーロッパでは3月25日から4月1日まで新年を祝っていましたが、16世紀にフランスのシャルル9世がグレゴリオ暦を採用し、1月1日が新年と定められました。

これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎをはじめたことに由来されているそうです。

グレゴ…?

【グレゴリオ暦】(グレゴリオれき)
ローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦の改良を命じ、1582年10月15日(グレゴリオ暦)から行用されている暦法。
グレゴリオ暦の本質は、平年では1年を365日とするが、400年間に(100回ではなく)97回の閏年を置いてその年を366日とすることにより、400年間における1年の平均日数を 365日 + (97/400)日 = 365.2425日(365日5時間49分12秒)とすることである。

え・・・?

要するに今の暦のことですよ。日本では1872年に採用されています。それまでのユリウス暦だと11分ほどのズレが生じていたので改良されたそうですよ。

ふ、ふーん、そうか、なるほどな~。

②インド起源説「揶揄節」

インドの仏教徒は、春分の日(3月20日や25日と言われています)から3月31日まで、過酷な修行に励みます。ところが修行を終えて俗世に戻る4月1日には、一転して迷いが生じてしまうため、そのことを周囲の人がからかった、という話に由来されているそうです。

このことから4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼んでからかっていて、やがて西洋に広まったといわれています。

インドの「揶揄節」が西洋に伝わったものがエイプリルフール、中国に伝わったものが「万愚節」になったともいわれているそうです。

めっちゃ過酷な修行したのに、翌日には煩悩まみれ、って感じなんかな?

それはからかっちゃうよね~。

③イギリス起源説「オークアップルデー」

イギリスの王政復古を祝う5月29日の「オークアップルデー」が元になっているという説もあります。

国民は国王への忠誠の証として、午前中にオーク(樫)の実や小枝を身に着ける義務がありました。

このとき、着け忘れてしまうと周りからからかわれる、という風習が生まれたそうです。

エイプリルフールには「嘘をついていいのは午前中だけ」というルールがあり、これはオークアップルデーから影響を受けているといわれています。

え?「オークアップルデー」は5月29日って言ってるのに、日付変わりすぎじゃない?

本当にな。じわじわと日付が変わっていったのかもしれんけど、エイプリルフールの起源にしたいから無理やり共通点探しているようにも見えるんな。

この3説の他にも、旧約聖書に出てくる「ノアの方舟(はこぶね)」だったり、古代ペルシャだったり、インドの「春のお祭り」、フランスの「サバ」の説など、たくさんあり、何が本当の由来かは未だ分かっていません。

フランスの「サバ」って何…!?

フランスではエイプリルフールのことをプワソン・ダヴリル(4月の魚)と言い、子どもたちが紙に書いた魚の絵を人の背中にこっそり貼り付けるといういたずらがあるそうです。
この「4月の魚」というのが「サバ」のことで、ちょうどこの頃にサバがよく釣れるためこう呼ばれるようになったと言われているそうですよ。

プワソン・ダヴリルだー!

まとめ

「エイプリルフール」とは、毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のことである。

由来は不明であるが、フランス起源説「嘘の新年」が一番有力視されており、他にも、インド起源説「揶揄節」、イギリス起源説「オークアップルデー」など様々なものがある。

今年もエイプリルフールだね!早く面白そうな嘘つかなきゃ!

残念ですが、嘘をついて良いのは午前中までですよ。

え!?あ~!みーたむ早速嘘ついてるの?騙されないよ~。

・・・。

え、まさか・・・。

残念。来年どうぞ。