ずぼら
2021年3月18日

ずぼらの由来とは?

By 座敷あらし

「ずぼら」の由来

「ずぼら」という言葉は普通に使っていることと思います。

それに、身近にずぼらな人がいて困っている、という人もいるかもしれません。

そんな「ずぼら」という言葉の由来について見ていきましょう。

今日はあーたむのことについてか。

違うよ~!こう見えてもそんなにずぼらじゃないよ!
それに、どっちかというと、みーたむの方がずぼらだよ!
この間だってさぁ~。

やめてくれますか?風評被害です。

・・・あれ?

「ずぼら」の意味

「ずぼら」とは

行動・性格がだらしのないこと。また、そのさまやそのような人。ずべら。

という意味で使われている言葉です。

うんうん、知ってる!…ん?ずべら?

ずべらは知らんなぁ。訛りかな?

「ずぼら」は「だらしない」という言葉よりも柔らかい印象があるので、自分のことを自虐的に言うときや、他の人を指摘するときにも、比較的言いやすい言葉と言えます。

また、ずぼらの人にはいくつかの特徴があります。

「細かいことを気にしない」「時間にルーズ」「整理整頓できない」「面倒くさがり」など、様々な特徴があります。

ずぼらな性格などはあまり良くないですが、「ずぼらな人にもできる」とうたっているものは人気ですよね。

ズボラ飯とか人気なんな。

簡単そうに見えるもんね!

「ずぼら」の由来

それでは「ずぼら」の由来について見ていきましょう。

由来は諸説ありますので、ご紹介します。

①ずべらぼう

近世の上方(京都や大阪など現在の近畿のあたり)の方言で、凸凹(でこぼこ)したところがなく、「ツルツルしたもの」や「のっぺりしているもの」を表す言葉の「ずべらぼう」「ずんべらぼん」「ずんぼらぼん」などが語源と言われています。

そして、それが「ずべら」に省略され、音変化して、「ずぼら」になっていきました。

また、大阪堂島の米相場で、米の相場がずるずる下がることをずぼらといい、やがて「だらしがない」という意味になって一般的にも使われるようになったという説もあります。

大阪の堂島の米相場で「ずぼら」が使われていたという説と、「ずべらんぼう」のような言葉が使われていて省略されて「ずぼら」になったという説など、一つの説の中で更に枝分かれしていますね。

説が多いなぁ~。それに「ずべらぼう」に「ずべらんぼう」に「ずんべらぼん」「ずんぼらぼん」…似たような言葉が多すぎでしょ!

どっちにしろ、ツルツルしているものを指す「ずべらぼう」みたいな言葉が省略されたり、大阪堂島で米の相場がずるずる下がることを言ったりしたんね。

②坊主

修行を怠けて、酒や色に溺れる自堕落な坊主のことを、「坊」「主」を逆から読んで、「ずぼう」と言っていたそうです。

それが変化して、「ずぼう」から「ずぼら」なったのが由来だという説もあります。

良くない行いをしているから、逆に読んで「ずぼう」か、なるほど。

昔の業界人風かと思ったよー。「シースー」みたいなやつ!

さすがにそれは無いでしょう。

まとめ

「ずぼら」とは「行動・性格がだらしのないこと。また、そのさまやそのような人。」のことである。

由来には諸説あり、ツルツルしているものを指す「ずべらぼう」のような言葉が省略されたり、大阪堂島で米の相場がずるずる下がることを「ずぼら」と言っていたという説。

また、修行を怠けて、酒や色に溺れる自堕落な坊主のことを逆から読んで「ずぼう」になったことがもうひとつの説である。

いくつかの説はありますが、真相は分かりませんね。

そうだね~。まぁ、細かいことは気にしない「ずぼらの人」にとっては由来なんて気にしないだろうからなんでもいいんだけどね~。

それな。それよりもさっきから、無性にロールケーキが食べたくなってきてるんよ。

堂島パワー恐るべし。