てんてこまい
2021年1月29日

てんてこまいとは?

By 座敷あらし

「てんてこまい」の意味

「てんてこまい」とはどういう意味かご存知でしょうか?

へんてこな舞!

言うと思ってました。

へんてこな舞かぁ、どんな舞なのか見てみたいんな。

「てんてこまい」の意味

「てんてこまい」とは

あわててさわぐこと。忙しくてあわただしく立ち働くこと。

里神楽などの太鼓の音に合わせて舞うことから、あわててさわぐことという意味になっています。

てんてこまいは漢字にすると「天手古舞」と書きます。

「舞」はそのままですが、「天手古」は当て字だそうです。

「てんてこまい」の由来

「てんてこ」とは祭囃子や里神楽で使う小太鼓の音のことです。

その音に合わせて慌ただしく舞うことから「てんてこ舞い」と言われるようになったそうです。

また、もう一つの説があり、それも同じくお祭りについてです。

日本各地のお祭りで、男装した女性が山車や神輿の先駆として歌い、練り歩く様子が見られます。これを「手古舞(てこまい)」といいます。

この「てこまい」が変化して「てんてこまい」になったとも言われています。

【手古舞】(てこまい)
山王祭や神田祭を中心とした江戸の祭礼において、山車を警護した鳶職のこと。また、もとは「てこまえ(手棍前)」といった。現在は、この「てこまえ」の姿を真似た衣装を着て祭礼その他の催し物で練り歩く女性たちのことをいう。

やっぱり舞だし、お祭り系が由来っぽいんだね~。

にしても「手古舞」なんて初めて知ったんな。

江戸の祭礼ですからね、関東方面で多いみたいですね。
関西ですと、京都、大阪くらいらしいですよ。

なるほど、そりゃ知らんわ。

てんてこまいの類語「きりきり舞い」

「てんてこまい」のように、最後に「舞」が付く言葉で、「きりきり舞い」という言葉があります。

「きりきり舞い」とは

①片足を上げて勢いよくからだを回すこと。
②慌ただしく立ち働くこと。また、あわてふためくこと。てんてこ舞い。

という意味があります。

②はまさに「てんてこまい」と同じ意味だと言えます。

「きりきり舞い」の由来は、独楽(こま)からきています。

本来は、独楽(こま)のように、片足で立って勢い良く回転することをいい、その様子からたとえられるようになりました。
「きりきり」は糸などをきつく巻きつけたり、物が回転したりする様子を表す擬態語です。

そういえば、きりきり舞いって言葉もありましたね。

昔、キリキリマイって曲あったよねぇ。
一度聞くと中毒になる感じのやつ。

知らないなぁ~。私生まれる前の曲かな?

え…そうなん?

使い方

それでは使い方を見てみましょう。

最近忙しすぎるんよ…てんてこまいよ!

仕事が無いより、てんてこまいの方がマシでしょう?

そうそう~がんばれ~!

あーたむもですよ!さぁキリキリ働く!!

まとめ

「てんてこまい」とは

「あわててさわぐこと。忙しくてあわただしく立ち働くこと。」という意味である。

漢字にすると「天手古舞」と書くが、「天手古」は当て字である。

「きりきり舞い」も「てんてこまい」と似たような意味である。

お祭りって聞くとワクワクするんな。

出店いいよねぇ~!端から順番に全部食べてみたいな!

出店でそんなに食べても高いだけですよ。

夢がないんな~。