ご馳走・ごちそうさまの由来とは?
「ご馳走」の意味
クッリスマッス~♪
イブ♪
うわぁ、見るからに浮かれてますね。
だってクリスマスだよ!
ご馳走なんよ!?
そういえば、どうして「ご馳走」という漢字に「走」が入っているんでしょうね?
ということで、「ご馳走」の由来などを調べてみましょう。
「ご馳走」の意味
そもそも「ご馳走」とは
①「馳走」を、それをする人や、する相手を敬っていう。また、「馳走」の美化語。心を込めてもてなすこと。特に、食事などをふるまうこと。また、そのもてなし。
②ぜいたくな料理。豪華な食事。
という意味があります。
「馳走」の意味
「馳走」をする人って言われても、「馳走」って何よ?
「馳走」とは
①(その準備のために走りまわる意から)食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。
② 走り回ること。奔走。
という意味です。
「馳」と「走」、どちらの漢字にも「走る」という意味があるので、②の「走り回ること、奔走」というのが本来の意味でした。
「ご馳走」の由来
その昔、大切な客人を迎える時は、その準備のために、方々へ馬を走らせ、食材を調達しなければなりませんでした。
現代のような、すぐ近くにスーパーや商店など食料品を手軽に購入できるお店も無く、もてなしの食材を集めるのはとても大変な時代でした。
そのことから、「馳走」という言葉に、「走り回る」という意味に加えて、「もてなし」という意味が含まれるようになりました。
さらに、「馳走」の前に敬語の「御」を付けた「御馳走(ご馳走)」は、客人をもてなすための豪華な料理を意味する言葉となったようです。
もてなすために馬を走らせて、って聞くと大変そうだけど、車や自転車も無い時代だし、本人たちからすると、そんなに苦じゃなさそうな気もするんだけどねぇ。
もし、山に住んでいた人が魚介類を買いに海の近くまで馬で出かけていたなら、かなり遠いし大変そうですよ。何日かかるやら。
まぁ、正直そこまで無理してもてなさなくても…って思っちゃうんな。
「ごちそうさま」の由来
「ごちそうさま」が食後の挨拶として用いられるようになったのは、江戸時代後半からだと言われています。
大変な労力をかけておもてなししてくれたことへの感謝の気持ちから、「馳走」に、「御」と「様」がつき、「御馳走様(ごちそうさま)」という言葉になりました。
今まで何気なく使ってたし、「作ってくれてありがとー」ってくらいの軽い気持ちを表しているのかと思っていたけど、もっとすごい感謝を伝える言葉だったんだね!
「ごちそうさま」は食後の挨拶意外に、食べ物をいただいた時にお礼の挨拶として使うこともありますね。
それと、のろけ話聞いた時にも使うんな。
まとめ
「ご馳走」とは、元は「走り回る」という意味だったが、客人をもてなすために、方々へ馬を走らせ、食材を調達していたことから、「客人をもてなすための豪華な料理」を意味する言葉となった。
大変な労力をかけてもてなしてくれたことへの感謝の気持ちから、「馳走」に、「御」と「様」がつき、「御馳走様(ごちそうさま)」という言葉になった。
そういえば、「ご馳走」は岡山弁で「ごっつぉ」って言うそうですね。
岡山の美味しいお店が載ってる「ごっつぉ」っていう本もあるよね。
まぁ、岡山県人が「ごっつぉ」って何?って言ってるくらい、使っている人を見かけないんだけどね。