リテラシー
2020年11月28日

リテラシーとは?

By 座敷あらし

「リテラシー」の意味

「リテラシー」とはどういう意味かご存じでしょうか?

りてらしぃ…?

てらしーなら知ってるけど、リテラシーは知らんのな。

てらしーって何ですか?

意味

「リテラシー」の意味は

読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。

などの意味があります。

英語では「literacy」と書くカタカナ語です。

本来、英語の「literacy」は「読んだり書いたりする能力」という意味があり、「識字」「識字率」という日本語と同じような意味があります。

日本で使われている「リテラシー」は、特定の分野における知識や理解度のことを言います。

さらに現代では、「その知識や能力を正しく有効活用する能力」も含めたニュアンスで使われています。

なーんだ!読み書きできる力のことなの?それならそんなに難しい言葉は使わないで日本語で言ってくれたらいいのに!

英語の意味はそうですけど、日本で使われているのは「知識や理解度」って意味らしいですよ?

そして「それを有効に活用する能力」のこと。あーたむにはきっと無いものだよ。

なんだとー!けど、確かに!

リテラシーの種類

リテラシーには様々な種類があるので紹介します。

メディアリテラシー

「メディアリテラシー」とは、メディアから配信される情報を正しく理解し活用できる能力のことです。

たとえば、新聞やテレビのニュースの内容が本当に正しいのかどうかを判断することなどがメディアリテラシーにあたります。

メディアリテラシーが低い人は、フェイクニュースなど真実ではない情報を鵜呑みにして、振り回されてしまうこともあります。

ネットリテラシー

「ネットリテラシー」とは、「メディアリテラシー」の中でも特に、インターネットに間する知識とインターネットを活用することができる能力のことです。

インターネットを使って必要な情報を探したり、SNSで様々な人と情報交換をしたり、コミュニケーションを取ることができる能力を指します。

ネット上でのマナーや、トラブルを回避し自分を守るための知識などもネットリテラシーにあたります。

コンピューターリテラシー

「コンピューターリテラシー」とは、パソコン、スマートフォンなどの機器を使って正しい情報を取得する能力のことです。

周辺機器であるルーターやサーバー、キーボードやマウスの操作、アプリケーションの使い方、情報を見つけるための検索方法なども含まれます。

たとえば、ダイエット方法を見つけたいときに、ネット上にある情報を見つけ、自分にあったダイエット方法を探し出せることなどがコンピューターリテラシーにあたります。

金融リテラシー

「金融リテラシー」とは、お金に関する知識や、お金を動かすときの判断能力のことです。

銀行を選んで口座を開設することも金融リテラシーにあたりますし、資産運用の方法を知っていることも金融リテラシーにあたります。

また、詐欺まがいな金融商品を見極めて被害に合わないことも金融リテラシーにあたります。

その他のリテラシー

上記のほかにも数多く存在しています。

・情報リテラシー

・ヘルスリテラシー

・ゲームリテラシー

・視覚リテラシー

・精神リテラシー

・法律リテラシー

・科学リテラシー

これ以外にもまだまだリテラシーは存在しています。

最近はリテラシーの種類がどんどん細分化されてきており、各分野ごとにリテラシーが存在しているのでしょう。

リテラシーってすごくたくさんの種類があるんだね!
面白いや~!

各分野ごとに「〇〇リテラシー」なんて言葉は必要なんでしょうか?

どの分野にもあるなら必要性は全く感じられないんな。

リテラシーとコンピテンシー

「リテラシー」と似た言葉に「コンピテンシー」という言葉があります。

この2つの言葉は混同されやすいですが、意味は全然違います。

「コンピテンシー」は

能力・技能・力量・適性

などの意味があり、英語では「competency」と書きます。

「知識」の意味合いが強いリテラシーに対し、コンピテンシーは「行動特性」の意味で使われます。

コンピテンシーは、経験から得られた行動特性・コミュニケーション能力などを指す言葉で、業績の良い人材・デキる人材の行動を指す言葉としても使われています。

また、このリテラシーとコンピテンシーはどのような環境下でも役立つ能力を持っているので、両者をまとめて「ジェネリック・スキル」と呼ばれています。

リテラシーも知らないのにコンピテンシーなんてもっと知らないから教えてくれなくていいよ~。

けど、「ジェネリック・スキル」ってちょっとかっこいいん!薬剤師さんの得意技みたい!

リテラシーの使い方

ではリテラシーを使って会話してみましょう。

ネットで話題の「ヘルスリテラシー」の無料講座が今度近くの公民館であるんだって!入会したらヘルスリテラシーが身について健康になれるらしいんだよ。悩むな~!

それ、入会金とか資格取得に結構お金かかるやつじゃないですか…?

あれー?なんで知ってるの?そうなんだよ、高いからちょっと悩んでるんだ~。

…ヘルスリテラシーよりもネットリテラシー身に付けたほうがいいですよ。

あーたむのネットリテラシーがやばい!!

上記のように、「リテラシー」は「ある」「ない」「高い」「低い」「身につける」などの表現を後ろにつけて用いられることが多いです。

まとめ

「リテラシー」とは「読み書き能力、また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力」という意味の言葉で、「知識や能力を正しく有効活用する能力」のこととして使われている。

リテラシーは、「メディアリテラシー」や「ネットリテラシー」など、さまざまな分野ごとに存在している。

見てみて~!ネットリテラシー講座っていうのもあったよ!こっちも入会金とか少し高いんだけど仕方ないか~。

ネットリテラシー講座を受けろって言ったわけじゃないんな…。

私の姉がバカすぎる…。