イノベーションとは?
「イノベーション」の意味
「イノベーション」とはどういう意味かご存知でしょうか?
またきたよ、横文字…。
『聞いたことはあるけど意味を知らない言葉シリーズ』のひとつだよ!
なんですか、そのシリーズ。
意味
「イノベーション」の意味は
(経済発展の一因としての)技術革新。革新。一新。
という意味です。
英語では「innovation」と書く、「革新」「一新」などの意味を持つ言葉です。
この言葉は動詞 「innovate」 の名詞形で、ラテン語の「リニューアルする」という意味を持つ言葉に由来しています。語源はラテン語の「innovare」からきています。
経済や社会に影響するほどの「革新」を起こす事を指します。
日本語ではよく「技術革新」と訳されますが、本来は技術に限らず、モノや仕組み、組織など、広い概念を持っています。
ただ単に新しくするのではなく、これまでの常識が変わるほど社会を大きく動かす技術革新や、新たな概念を指す言葉だそうです。
常識が変わるほどって難しすぎるんな。
イノベーションの定義
「イノベーション」という概念を提唱したのは、オーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーター(1883~1950)です。
シュンペーターは著書『経済発展の理論』(1912年)を発表し、その中で「イノベーション」を経済用語として初めて定義しました。
経済学者とか定義とか聞くと頭痛くなってくるけど名前で親近感沸いていいね!
ヨーゼフ!ヨーゼフ!
早く次にいきましょう…。
シュンペーターは、イノベーションを以下の5種類に分類しました。
①新しい生産物の創出(プロダクト・イノベーション)
②新しい生産方法の導入(プロセス・イノベーション)
③新しい市場の開拓(マーケット・イノベーション)
④新しい資源の獲得(サプライチェーン・イノベーション)
⑤新しい組織の実現(組織イノベーション)
イノベーションとは上記の1つのみで完結させることもあれば、複数のパターンを組み合わせることも多いです。
ん???
5つのことを「たい焼き」の例で簡単に説明してくれるそうですよ。
①新しい生産物の創出(プロダクト・イノベーション)
生地の中にあんこを入れて焼いて食べることがなかった時代に、とある座敷あらしがそれを「たい焼き」という名前をつけてお店で売り出しました。
②新しい生産方法の導入(プロセス・イノベーション)
人気店となったので、もっと大量生産できるように、人員を増やして役割分担をしたり、マニュアル化することで、誰でも同じようなたい焼きが作れるようになりました。
③新しい市場の開拓(マーケット・イノベーション)
たい焼きをもっと多くの人に知ってもらうために、全国展開しているスーパーや道の駅に売り込みをし、販売先を広げました。
④新しい資源の獲得(サプライチェーン・イノベーション)
お店では最高級のあんこを使用していましたが、もっと安くて美味しいあんこを見つけたので、あんこの仕入れ先を変更しました。
⑤新しい組織の実現(組織イノベーション)
有名になったたい焼き屋はフランチャイズチェーン展開を始めました。
そして老舗抹茶の会社と協力することでさらに組織の拡大に成功しました。
なるほど!これなら分かりやすいね!
イノベーションの使用例
それでは実際に使ってみましょう。
イノベーションを起こすには、常識にとらわれない発想が必要だ!
「イノベーション」は社会に変化を起こすものという概念であるため、「イノベーションを起こす」と表現されることが多いです。
まとめ
「イノベーション」とは「(経済発展の一因としての)技術革新」という意味である。
技術に限らず、モノや仕組み、組織など、広い概念を持っており、これまでの常識が変わるほど社会を大きく動かす技術革新や、新たな概念を指す言葉である。
結局イノベーションってどんなものがあるんだろう?
たくさんありますよ。有名なのはSONYのウォークマンでしょうか。他にもヤマト運輸、POSレジシステム、任天堂のゲーム機、最近ではジェルボール型洗剤とかもそうらしいですよ。
今ある便利な暮らしはイノベーションのおかげなんな!
ありがとうイノベーション!
ありがとうイノベーション!!
いや、企業の努力のおかげでしょ、企業に感謝しましょうよ。