アジャイルとは?
「アジャイル」の意味
『アジャイル』とはどういう意味かご存知ですか?
意識高い感じの人が無駄に使ってそうな言葉だね~。
うむ。知り合いが使ってたけど、どういう意味?って聞けなかったんな。
あぁ、あるあるですね…。
意味
アジャイルは英語で『agile』と書きます。直訳すると
俊敏な、素早い、頭の回転が早い
という意味です。また、
要求仕様の変更などに対して、機敏かつ柔軟に対応するためのソフトウェア開発手法。
「アジャイル開発」「アジャイルソフトウェア開発」といった言い方で用いられる。
とあります。
ほぅ、アジャイルとは「俊敏な」って意味なんな、了解した。
俊敏なのは分かったけど、「アジャイル開発」とか「アジャイルソフトウェア開発」ってなんじゃそりゃ?
アジャイル開発とは
アジャイル開発とは主にIT業界で使われているシステム開発の手法の1つです。
簡単に言うと、しっかり綿密に計画して進めるのではなく、作りながら考えていく開発方法のことです。
「アジャイル開発」は現在主流になっている、システムやソフトウェアの開発手法の1つで、『計画→設計→実装→テスト』といった開発工程を2~4週間程度の小さいサイクルで繰り返すのが最大の特徴です。
優先度の高いものから順に開発を進めていき、開発した各機能の集合体として1つの大きなシステムを形成していきます。
また、従来の開発手法は『ウォーターフォール型開発』といいます。
『区切られた全ての工程が正しい』という前提で進める方法で、順番どおりに進め、基本的には後戻りしません。
管理がしやすく、各工程を完璧に仕上げていくため、ほぼスケジュールどおりに完成が可能です。
しかし、不具合が発生した際は、最初の工程まで戻って修正をするため、工数・時間・追加費用もかかるというデメリットがありました。
そこで、ソフトウェア開発の課題であった、開発期間の短縮化や低コスト化、柔軟で迅速な対応などを実現するための取り組みで、プログラマーなどの開発サイドから提唱された手法がアジャイル開発です。
美味しい餡子が入った食べ物が食べたいん!
任せといて!みーたむ!レシピ頂戴
「美味しい餡子が入った食べ物」とは曖昧な表現なので何を作ったらいいか分かりませんね
お腹すいた…早く作って
えー…でもレシピも無いんじゃどうしたら?
仕方ない…アジャイル開発しましょう
アジャイル開発!?
完成形までしっかりと話し合いをして完璧なレシピを仕上げて作るのが従来の方法です
アジャイル開発では細かなトライ&エラーを繰り返して完成形に近づけていきます
ふむふむ?
まぁまず餡子を味見してください
ちょっと甘すぎるんな…
なるほど…もう少し甘さ控えめにしましょう
続いて餡子を入れる生地を味見してみてください
この生地はパンチが強すぎるん!
餡子と組み合わせたとき生地が勝ってしまうんよ…
意外に言いますね…
餡子との組み合わせたときのバランスですね…
(私すること無い…)
・・・・・・
完成しました!
アジャイル開発した「大判焼き」です
もぐもぐ…
美味しいけど形が魚じゃ無いんな…
顧客が求めてるものは「たいやき」だった!?
アジャイルの歴史
2001年に、アジャイルソフトウェア開発手法 (当時は軽量ソフトウェア開発手法と呼ばれていた) の分野において名声のある17人がアメリカ合衆国ユタ州のスノーバードというスキーリゾートに会し、彼らがそれぞれ別個に提唱していた開発手法の重要な部分を統合することについて議論しました。
そして、彼らは「アジャイルソフトウェア開発宣言Manifesto for Agile Software Development」(アジャイル・マニフェスト)という文書をまとめました。
さらに、組織としてアジャイル・アライアンス(Agile Aliance)が結成され、本格的な取り組みがスタートしました。
アジャイルの使い方
アジャイルの意味は分かったけど、実際に使うのは難しいと思うかもしれません。
そこで、アジャイルを使った例文を紹介します。
この案件はアジャイルな意思決定が重要ですよ。
アジャー!
まとめ
「アジャイル」とは英語で『agile』と書き、「俊敏な、素早い、頭の回転が早い」という意味。
機敏かつ柔軟に対応するためのソフトウェア開発手法を「アジャイル開発」と呼ぶ。
アジャイル覚えたよー!
ITに関わりのない生活をしていたら使う事はあまりなさそうですけどね。
アジャ!